[ワシントン 10日 ロイター] - 世界の金融規制を担う金融安定理事会(FSB)のクオールズ議長は10日、FSBは新たな脅威の特定と既存ルールの見直しに一層注力する必要があるとの見解を示した。

米連邦準備理事会(FRB)副議長(金融規制担当)を務めるクオールズ氏は昨年11月にFSB議長に就任した。

同氏は、とりわけ市場への未知の脅威を特定することが引き続き重要と指摘。既存のルールについても合理化できるかどうか検討するため、見直すべきだとの認識を示した。

香港での講演準備原稿によると、同氏は「FSBが将来に一層のエネルギーと注意を注ぐ時がきた」と述べた。

市場にとって新たな脅威や出現しつつある脅威を確実に特定するため、脆弱(ぜいじゃく)性評価の枠組みを見直すほか、既存の改革について有効性を評価し、一段の効率化に向けた方策を探る方針を示した。

クオールズ氏は2017年にFRB副議長に就任して以降、米規制の効力を大きく弱めることなく合理化を図ってきた。FSBの取り組みについても同様の主張を展開。「改革が不必要に重荷となっていて、より効率的かつ簡単に力強い回復力を得られるのであれば、持続可能な金融・経済活動を促進できるはずで、あらゆる当事者に恩恵をもたらす」と指摘した。

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