[北京 5日 ロイター] - 財新/マークイットが5日発表した11月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は53.8と、1年1カ月ぶり低水準だった10月の50.8から上昇し、5カ月ぶりの高水準となった。新規受注が上向いたことが寄与した。ただ、事業見通しは3カ月連続で悪化した。
11月のPMIは景況拡大・悪化の分かれ目となる50も大きく上回った。
指数の上昇は、中国経済と都市部の雇用の半分以上を占めるサービス部門の需要に力強さが残っていることを示唆している。
こうした回復が持続すれば、米国との貿易摩擦や国内製造業の減速、不動産市場の冷え込みに揺れる中国経済の安定を下支えする要因となる。
新規事業のサブ指数は10月の50.1から5カ月ぶり高水準の52.5に上昇した。ただ拡大は小幅で、最近のレンジ内に収まっている。
11月は企業の雇用も伸びたが、サブ指数は50.7と、10月の51.1は下回った。
サービス業の雇用指数は9月を除き、過去2年余りにわたって50を上回っているが、拡大幅は過去の平均に比べて小幅になっている。
11月は営業経費も引き続き増加し、多数の企業が原材料価格と燃料コストの上昇を報告した。
投入物価格のサブ指数は53.3で、10月と変わらずだった。
投入物価格への上昇圧力にもかかわらず、企業の値上げは小幅にとどまり、一部の企業は競争力維持の必要性をその理由に挙げた。
今後1年間の事業見通しを示す指数は4カ月ぶり低水準の56.1に低下した。
製造業とサービス部門を合わせた11月の総合PMIは51.9と、前月の50.5から上昇した。
財新/マークイットが3日発表した11月の中国製造業PMIは50.2で、10月の50.1から小幅に上昇した。