[ロンドン 12日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のブロードベント副総裁は、経済と金融システムの監督機関を統合する案について、政策当局者にとって過負荷となり、金融危機以前に見られたようなミスを犯すリスクが高まるとして慎重な姿勢を示した。

12日に豪中銀とのビデオ会議で行う予定の演説原稿によるもの。

一部の議員からは、金融政策委員会(MPC)と、金融システムに影響するシステミックリスクを監視する金融行政委員会(FPC)は役割に重複があり、統合すべきだとの意見が出ている。これに対し副総裁は、意思決定が複雑になり過ぎると主張。「われわれはおそらく、金融危機を控え、集団で何らかの方法でこのわなにはまった」とした。

さらに「めったに発生しないイベントがもたらすリスクは判断が難しく、金融システムにおいては長い間重大な問題が発生していない。そのためわれわれは、監視がより容易な景気サイクルの安定化という仕事に気をそらされてしまった」とした。

英国では2007―08年の世界的な金融危機で銀行セクターが大打撃を受け、国内経済が深刻なリセッションに陥った後、政府は金融セクターに対するBOEの権限を強化した。

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