[フランクフルト 16日 ロイター] - 著名投資家ジョージ・ソロス氏がユーロ圏の統合深化を巡り、欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事と会談したことが明らかになった。一部欧州議会議員からは、慎重に対応すべき政治的問題に不当な影響力を行使しているとして、ソロス氏を批判する声が上がった。

15日に明らかにされたクーレ氏の文書によると、欧州統合推進派のソロス氏は「ユーロ圏の(統合)深化」を協議するため、昨年11月14日にクーレ氏と私的な会合を開いた。

ソロス氏のスポークスマンは、両者は欧州の政治動向と将来のユーロ圏の在り方について話し合ったと指摘。会合はソロス氏の慈善団体「オープン・ソサエティ財団」とは無関係だったと説明した。

関係筋によると、ソロス氏はユーロ圏共通の予算・財務省を議論するため、クーレ氏との会談を要請した。

一方、ベルント・ルッケ欧州議会議員は「ソロス氏が政治的な目的のため、ECBを手段として活用することは非合法的なものだと思う」と批判した。 クーレ氏は、非公式にはECBの「外相」と見なされており、定期的に投資家と会合を開いたり、欧州連合(EU)の重要な会議に参加したりしている。同氏はまた、欧州議会への説明責任を持つユーロ圏財務省の創設を呼び掛けている。

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