第3に、トランプの傲慢な言動にうんざりしている無党派層の考えを変えさせる効果もあるかもしれない。「ハリスは好きではないけれど、トランプはあり得ない」と思っている有権者をハリスから奪える可能性が出てくるのだ。
以上の分析を裏付けるかのように、トランプ陣営が支持者に送っている電子メールの文面にも変化が表れている。「愛」という言葉が多用されているのだ。ほぼ全ての電子メールで、トランプは支持者を「愛している」と述べている。これまでのイメージとはまるで懸け離れた言葉遣いだ。
どう評価するにせよ、トランプが近年のアメリカ政治で誰よりも強力な存在感を放ってきたこと、そして今までしぶとく生き残ってきたことは、紛れもない事実だ。今回のイメージ戦略の転換は、彼がアメリカ政治の最重要人物であり続けるための切り札になるのだろうか。
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