90年代は王室のスキャンダルに悩まされた。特に92年は居城ウィンザー城の火災、長女アン王女の不倫と離婚と再婚、次男アンドルー王子とセーラ妃の別居、長男チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚をめぐる暴露本出版に2人の別居......と続き、女王が年末の演説で「ひどい年」と漏らすほどだった。

 ダイアナの事故死(97年)でさらに国民の心は離れたが、エリザベス女王は王室費の削減、ネットの情報発信などで親しみやすい王室へと改革。最近の支持率は70~80%にもなっている。

 英ガーディアン紙によれば、それでも女王の在位記録は世界で48番目だという。1位はスワジランド国王ソブーザ2世(故人)の82年253日だ。女王はどこまで記録を伸ばせるか?

queen150928-04.jpg
即位60周年記念にキャメロン、メージャー、ブレア、ブラウンの歴代首相と(12年) Jeff J Mitchell/GETTY IMAGES
queen150928-05.jpg
今年6月、女王の誕生日を祝福するロイヤルファミリーがバッキンガム宮殿のバルコニーに揃って姿を見せた Stefan Wermuth-REUTERS