米エネ長官、世界の石油生産倍増を提唱 グリーンエネ投資は批判
写真はライト米エネルギー長官。2025年11月、ギリシャのアテネで撮影。REUTERS/Louisa Gouliamaki/File Photo
[ダボス(スイス)22 日 ロイター] - ライト米エネルギー長官は22日、世界の石油生産量を現状の2倍以上に増やす必要があるとの見解を示した。同時に、欧州連合(EU)などが非効率なグリーンエネルギーに資金を浪費しているとして批判した。
世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)が開かれているスイスのダボスで、米石油・ガス大手オキシデンタルのビッキー・ホラブ最高経営責任者(CEO)と共に登壇し、今後数十年にわたり世界で石油への依存が続くと強調した。近年、WEFのエネルギーを巡る議論は低炭素化に向けた施策が中心となっていた。
ライト氏は、天然ガス生産増や液化天然ガス(LNG)輸出ターミナルへの投資により、米国は2022年のロシアによるウクライナ侵攻後に減少した欧州のロシア産ガス輸入を代替できる立場にあると主張した。その上で、EUの環境を巡る規制が欧州へのガス輸出に当たっての法的リスクとなる可能性を指摘し、欧州側と「障壁の撤廃に取り組んでいる」と述べた。
EUは地球温暖化ガスの排出抑制のため、欧州向け石油・ガス輸入業者に対し、輸入に伴うメタン排出量の監視・報告を義務付けている。
ライト氏は、米西部カリフォルニア州の政策は欧州と類似し、エネルギー価格の高騰につながっていると批判。ホラブ氏は14年に同州からオキシデンタルが撤退した理由として規制を挙げた。
国際エネルギー機関(IEA)によると、25年12月の世界の原油供給量は日量1億740万バレルだった。





