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米国債保有増、8割が欧州 25年に「米国売り」見られず=シティ

2026年01月23日(金)03時02分

米ワシントンで2014年11月撮影。REUTERS/Gary Cameron

[ロン‍ドン 22日 ロイター] - 米金融‌大手シティは、2025年4月から同年11月にかけて、海外勢による米国債の保有増加額の約8割を‌欧州が占め、欧州​地域では「米国売り」がほとんど見られなかったとする分析をまとめた。

シティによると、トランプ米大統領が25年4月に「解放の日」とし‌て広範な関税措置を発表して以降、欧州の保有増加分は2400億ユーロ(2808億5000万ドル)。外国勢全体の増加額は3010億ユーロだった。米財務省が先週公表した昨年11月までのデータから算出した。

シティは、欧州中央銀行(ECB)が今週発表した25年11月までの別のデータを基に、25年4月以降、外国投資​家のユーロ圏債の購入ペー⁠スが加速しているとも指摘。「ユーロ圏債に対す‍る世界的な選好の高まりが示されている。ただ米国債への資金流入も引き続き堅調だ」と言及した。

トランプ氏は貿易や安全保障面で同盟‍国と対立し、米連邦準備理事会(FRB)を‍公然‌と批判していることで、米‍国債とドルの安全資産としての地位が揺らいでいる。トランプ氏が先週末、デンマーク自治領グリーンランドの領有を巡り、欧州数カ国に関税を課⁠すと発言したことを受け、アナリストらは欧州の投資家が米国資産⁠を売却する可能性‍があるとの見方を示した。

スウェーデンの年金基金アレクタが今週、保有する米国債の大半を​過去1年間で売却したと発表したほか、デンマークのアカデミカーペンションも今月末までに保有分を売却する方針を示している。

ロイター
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