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中東情勢

イスラエルがガザを空爆...アメリカ仲介の停戦に揺らぎ

2025年10月20日(月)12時30分
イスラエルとガザの境界線付近

10月19日、イスラエルは、同国軍兵士に対する攻撃があったとして、パレスチナ自治区ガザを空爆した。イスラエルとガザの境界線付近で同日撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)

イスラエルは19日、同国軍兵士に対する攻撃があったとして、パレスチナ自治区ガザを空爆した。その後、ガザでの停戦は再開したと発表した。今月米国が仲介した停戦が最も深刻な試練に直面している。

地元住民や保健当局によると、イスラエル軍の攻撃により、ガザでは女性1人と子ども1人を含む少なくとも26人が死亡した。


 

イスラエルと米国の当局者によると、20日にはトランプ米政権のウィットコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏がイスラエルを訪問する見通しとなっている。

イスラエル軍は、イスラム組織ハマスの対戦車ミサイルや銃による攻撃で兵士2人が死亡したことを受け、ガザ全域でハマスの標的を攻撃したと述べた。現場指揮官、戦闘員、トンネル、武器庫などが含まれるという。

住民によると、ヌセイラト地区の避難民が避難していた元学校に少なくとも1発が命中した。

イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスが停戦に違反したとして、軍に強力に対応するよう命じたと述べた。

一方、ハマスは停戦合意を引き続き順守していると述べた。

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