ロシア軍はドネツク州南部を攻撃する一方、奪取した戦略的に重要な都市アウディーイウカの西で防衛するウクライナ軍に攻勢をかけている。

ウクライナ軍は2月半ば、拠点としていたアウディーイウカから撤退。それ以降の数週間で同市の西に位置するステポべ、ラストチキノ、シエベルネなどの村からの撤退も発表した。これらの集落を奪取すれば、ロシア軍はアウディーイウカ周辺の陣地を強化しやすくなると、英政府は先月末に評価した。

ロシア軍は同時に、ISWが「結束した多軸攻撃作戦」と呼ぶ作戦をウクライナ北東部で展開している。ロシア支配下のステポべとクレミンナから近く、ウクライナが奪還した鉄道拠点クピャンスクからも近い場所だ。

ウクライナ国家親衛隊第13旅団の司令官は2月27日、本誌の取材に対し、ロシア軍が前線のこの区域で「いくらかの戦果をあげている」と認めた。

(翻訳:ガリレオ)

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます