<アップルの対応に業を煮やしたマオリ族の男性は、自分の顔や他の民族の顔も認識できるようFace IDのアップデートを共に要求しようと呼びかけている>

マオリ族の伝統的なタトゥーを入れている男性が、アップルのiPhone 13 Pro Maxの顔認証が使えない、と助けを求めている。

ニュージーランドの先住民族マオリ族のパーカ・エドワーズは、顔にマオリ伝統のタトゥー「モコ・カノヒ」を入れている。

ニュージーランド・ヘラルド紙によれば、エドワーズは2000ニュージーランドドル(1270米ドル相当)の貯金をはたいてiPhone 13 Pro Maxを購入した。事前の調べでは顔にタトゥーが入っていても問題なさそうだったと、彼は同紙に語っている。

アップルの顔認証は、ユーザーの顔を覚えてiPhoneのロックが解除してくれる機能。ユーザーの顔の輪郭を読み取って記憶し、本人識別を行う技術だ。

しかし、エドワーズには顔認証が使えなかった。

「(アップルの顔認証機能)Face IDの設定をしようとしたら、『顔を認識できません。顔を覆っているものを取り外してやり直してください』というメッセージが表示された。『なんだって?そんなはずはない』と思った」と、エドワーズは同紙に語った。

「技術に不具合はない」とアップル

エドワーズはオンラインのヘルプとアップルのカスタマーサービスに問い合わせたが問題は解決せず、結局は製品を交換して貰うことにした。

だが交換しても、はやり顔認証は使えない。エドワーズは再びiPhoneを返品し、同一機種の別ロットの製品と交換した。しかしそれでも機能しない。エドワーズは使用方法について何度もアップルに問い合わせを行ったが、最後は顔認証の技術に不具合はない、という回答が返ってくるばかりだった。

エドワーズは自らのTikTokのアカウントに投稿した動画の中で、アップルの顔認証機能を誰でも使えるものにするよう一緒に声を上げて欲しい、とユーザーたちに呼びかけた。その結果、モコ・カノヒのせいでアップルの顔認証機能を使えないのが自分だけではないこともわかった。

■エドワーズの動画を見る

帽子や眼鏡、マスクはOKなのに