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インド東部、大型サイクロンが直撃 5万人が家失いコロナ対応に影響も

2021年5月27日(木)09時29分
大型サイクロンが直撃したインド東部オリッサ州

インド当局によると、大型サイクロンが26日、ベンガル湾から東部地域を直撃し、多くの家屋が浸水、約5万人が家を失った。少なくとも1人が死亡した。写真はオリッサ州で撮影(2021年 ロイター/Rupak De Chowdhuri)

インド当局によると、大型サイクロンが26日、ベンガル湾から東部地域を直撃し、多くの家屋が浸水、約5万人が家を失った。少なくとも1人が死亡した。

インドでは、約1週間前に大型サイクロンが西部沿岸部に上陸し、多くの人が避難を余儀なくされた。新型コロナウイルスの第2波の感染拡大が続く中、当局のコロナ対応に影響が出る恐れがある。

バングラデシュと国境を接する東部西ベンガル州では、当局によると約1100の村が浸水し、少なくとも5万人が家を失った。被害はさらに拡大する恐れがある。

隣接するオディシャ州では、約120の村がサイクロンによる豪雨で浸水した。ただ、ほとんどの地域で住民は既に避難しているという。州政府高官がロイターの取材で述べた。

オディシャ州政府は、サイクロンの影響が及んでいる地域で新型コロナのウイルス検査やワクチン接種などを中止したと説明している。

インドでは今月、大型サイクロン「タウテ」が西部地域を直撃し、家屋などが崩壊する被害が既に出ている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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