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新型コロナウイルス

パンデミック宣言から1年、世界の何が変わったか

Four Surprising Ways COVID Changed the World a Year Into the Pandemic

2021年3月12日(金)18時00分
エド・ブラウン

死因

ドナルド・トランプ米大統領(当時)は2020年3月、アメリカにおける新型コロナウイルス感染症の死者数が最終的に10万人から20万人にとどまれば、「我々はとてもいい仕事をしたことになる」と述べた。これに先立ち、インペリアル・カレッジ・ロンドンの調査では、ウイルスの拡散を防ぐための措置が一切取られなければ、アメリカの死者数は220万人にのぼるだろうとの見通しが示されていた。

2021年3月11日時点で、アメリカの新型コロナウイルス感染症の死者数は52万6213人にのぼっている。これは世界で最も多く、2番目に多いブラジルの約27万人を大幅に上回る数字だ。

米疾病対策センター(CDC)によれば、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年上半期にアメリカの成人の平均寿命は1年短くなった。第2次世界大戦以来の大幅な落ち込みだ。

世界全体では、これまでに1億1760万人の感染が確認され、260万人以上が死亡している。この数字をWHOの2019年の統計に当てはめると、新型コロナウイルスは世界の死因ランキングで4位あたりにくる。ちなみにトップ3は心疾患や脳卒中、慢性肺疾患だ。


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