最新記事

感染第2波

欧州の新型コロナ感染、5週間で倍増 累計1000万人突破 

2020年11月2日(月)09時53分

ロイターの集計によると、欧州の新型コロナウイルス感染者数が5週間で倍増し、1日に累計1000万人を突破した。10月30日、ドイツのベルリンの集中治療室で撮影(2020年 ロイター/Fabrizio Bensch)

ロイターの集計によると、欧州の新型コロナウイルス感染者数が5週間で倍増し、1日に累計1000万人を突破した。

中南米とアジアは10月にそれぞれ累計感染者数が1000万人を突破、米国は単独で900万人を超えており、感染は急速に拡大している。

ロイターの分析によると、欧州は感染者数が500万人に達するまでに9カ月近くかかったが、その後1カ月余りで1000万人に倍増した。

欧州の人口は世界の10%に当たるが、新型コロナ感染者数は世界全体の約22%、死者数(26万9000人超)は約23%を占めている。

欧州で過去7日間に報告された新規感染者数は160万人超と、世界全体(330万人)の半数近くを占めた。死者数は1万6100人を超え、前週比44%増加した。

欧州の人口1万人当たりの感染者数は127人、死者数は約4人。米国では感染者数が278人、死者数は7人となっている。

欧州域内では、東欧の感染者数が全体の約3分の1を占め最も多い。死者数は南欧が約32%で最多となっている。

東欧の中ではロシアの感染者数が160万人超で最も多い。同国のゴリコワ副首相は前週、国内16地域で医療機関の病床使用率が90%を超えていると明らかにした。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・フランスのコロナウィルス感染第二波が来るのは当然だった・・・・
・巨大クルーズ船の密室で横行する性暴力



ニューズウィーク日本版 ハーバードが学ぶ日本企業
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月30日号(9月24日発売)は「ハーバードが学ぶ日本企業」特集。トヨタ、楽天、総合商社、虎屋……名門経営大学院が日本企業を重視する理由

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナとシリアが外交関係回復、指導部がNYで会

ビジネス

黄金株の権限など、見解分かれ得るもの=米工場停止阻

ワールド

香港・スリランカ・チリ・バングラデシュがRCEPへ

ビジネス

中国人民銀、香港で人民元建て債券の支援強化へ=副総
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 2
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 3
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市場、売上を伸ばす老舗ブランドの戦略は?
  • 4
    【クイズ】ハーバード大学ではない...アメリカの「大…
  • 5
    クールジャパン戦略は破綻したのか
  • 6
    週にたった1回の「抹茶」で入院することに...米女性…
  • 7
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 8
    トランプの支持率さらに低下──関税が最大の足かせ、…
  • 9
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 10
    9月23日に大量の隕石が地球に接近していた...NASAは…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の…
  • 5
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 6
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 7
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 8
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 9
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 10
    「ミイラはエジプト」はもう古い?...「世界最古のミ…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 6
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中