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米モデルナ、新型コロナワクチン最終治験 3万人予定の被験者4割超が登録完了

2020年8月24日(月)11時23分

米バイオ医薬品企業モデルナは、新型コロナウイルスのワクチン候補の臨床試験(治験)の最終段階について、これまでのところ、1万3194人の被験者の登録が完了したと発表した。写真は米マサチューセッツ州ケンブリッジのモデルナ本社で5月撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)

米バイオ医薬品企業モデルナは21日、新型コロナウイルスのワクチン候補の臨床試験(治験)の最終段階について、これまでのところ、1万3194人の被験者の登録が完了したと発表した。治験の最終段階までに約3万人の参加を見込んでいる。

モデルナはツイッターへの投稿で、これまで登録が完了した被験者のうち、18%が黒人、ヒスパニック(中南米系)、米先住民だったと発表した。これらのグループは新型コロナの感染者や死者の割合が高い。

モデルナは7月、ワクチン候補の治験の最終段階を開始。9月に被験者の登録が完了する見通しだという。 同社は先週、ワクチン1億回分の供給契約を米政府との間で締結した。米政府は1億回分に約15億ドル(約1600億円)を支払う。

[ロイター]


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