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感染第2波

東京都、21日の新型コロナウイルス新規感染258人 8月の累計6000人突破 

2020年8月21日(金)22時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

21日、東京都では新たに258人の新型コロナウイルス陽性者が確認された。

東京都は21日、都内で新たに258人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

陽性者が200人を超えるのは2日連続。100人を超えるのはこれで44日連続となる。

この日確認された陽性者のうち、20代と30代は合わせて137人で約53%、40代と50代は合わせて73人で約28%、また70代が9人、80代が8人となっている。また、重症患者は都の基準で33人で前日より3人減少。一方、2人が死亡し、累計で亡くなった人は350人になった。

これで都内で確認された陽性者の合計は18865人と1万9000人に迫っている。このうち半数が7月20日以降の1カ月間に確認された陽性者で占められており、8月に入ってから確認された陽性者の合計は6174人と6000人を突破した。

東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入り連日100人以上の感染が確認され、感染第2波というべき状況が続いている。

重症患者、国と都の基準に違い

こうしたなか、感染状況を把握するうえで重要な重症患者数について、東京都が国の基準とは異なる形で集計していることが19日に判明し、問題となっている。

厚生労働省では重症患者について、集中治療室に入っているか人工呼吸器やECMOといった人工心肺装置を使う必要がある人として規定しているが、東京都では集中治療室に入っているすべての人が重症患者とはいえないという判断で、人工呼吸器かECMOを使っている人を集計して重症患者として発表してきた。このため、国の基準に当てはめた場合、東京都の重症患者は19日時点で32人から40人前後に増加するという。

東京都では今後、国への報告には国の基準での集計数を使い、都の発表としてはこれまでと同じ基準での集計数を用いていくと発表している。


東京都・新型コロナウイルス陽性患者数


  

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

  

PCR検査等の結果

 

入院患者数

 

感染者の現在の状況

*チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
 


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