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新型コロナ規制緩和の南アフリカ、感染3267人に再増加 ケープタウン近郊がホットスポットに

2020年6月6日(土)12時10分

南アフリカで新型コロナウイルス感染拡大抑制策の緩和が進む中、新規感染者数が再び増加し始めている。写真は5月14日、南ア・ソウェトで撮影(2020年 ロイター/Siphiwe Sibeko)

南アフリカで新型コロナウイルス感染拡大抑制策の緩和が進む中で新規感染者数が再び増加し始め、ラマポーザ大統領は5日、ケープタウンがある西ケープ州の状況を特に懸念していると述べた。

ワインの産地として多くの観光客も訪れる西ケープ州は南アの新型ウイルス感染拡大のホットスポットとなっており、これまでに国内で確認された4万0792人の感染者のうち約3分の2が同州のもの。感染による死者も848人のうち651人が西ケープ州での死者だった。

南アは今月1日、新型ウイルス流行に伴う2カ月にわたるロックダウン(都市封鎖)を一部解除。ただ4日の新規感染者数は3267人と、これまでで最悪となった。

政府は感染拡大は8─9月にピークを迎えると予想。特に人口密集地域での感染拡大を警戒している。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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