最新記事

感染症対策

トランプ、新型コロナウイルス検査で陰性 入国禁止に英・アイルランドも追加

2020年3月15日(日)12時25分

米国は14日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けた入国禁止措置を英国とアイルランドにも拡大すると発表した。また、トランプ大統領の主治医は大統領がウイルス検査で陰性だったことを明らかにした(2020年 ロイター/Yuri Gripas)

米国は14日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けた入国禁止措置を英国とアイルランドにも拡大すると発表した。また、トランプ大統領の主治医は大統領がウイルス検査で陰性だったことを明らかにした。

ペンス副大統領は英国とアイルランドからの入国禁止について、16日深夜から実施すると表明。米国人と合法的な居住者の帰国は可能だが、特定の空港に限定するとした。

トランプ大統領は、国民に不要不急の渡航計画を見直すよう促し、国内の移動制限も検討していることを明らかにした。13日夜にウイルス検査を受けたとも述べた。

トランプ氏の主治医は14日夜、検査結果が陰性だったと明らかにした。

トランプ大統領は前週、訪米したブラジル代表団と会談しており、代表団の少なくとも1人が検査で陽性となっていた。

米国土安全保障省のチャド・ウルフ長官代行は、英国を入国禁止の対象に追加したことについて、同国での感染者増加を踏まえてトランプ大統領が決定したと説明した。

同省の高官は匿名を条件に、英国とアイルランドからの入国者が欧州を対象とした入国制限を迂回(うかい)しようとしているのか判別が難しいことが今回の決定につながったと述べた。

ペンス副大統領は、高齢者施設への訪問停止措置も発表した。

ニューヨーク州当局者は14日、82歳の女性が新型ウイルスへの感染によって死亡したと明らかにした。同州で死者が出るのは初めて。クオモ州知事によると、州内の感染者は524人に増加した。全米では少なくとも52人が死亡している。

米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、国内の感染者は2226人に上っているが、まだ感染のピークには達していないとの認識を示した。

[ワシントン/シカゴ ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・一斉休校でわかった日本人のレベルの低さ
・ついにアメリカでも火がついた新型コロナ危機「数百万人が感染しかねない」と米高官
・スペイン、首都マドリードで新型コロナウイルス患者急増 保健当局「医療対応に限界」


20200317issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月17日号(3月10日発売)は「感染症 vs 人類」特集。ペスト、スペイン風邪、エボラ出血熱......。「見えない敵」との戦いの歴史に学ぶ新型コロナウイルスへの対処法。世界は、日本は、いま何をすべきか。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米イラン、核協議の議題や開催地巡り溝 実現に不透明

ワールド

再送米政権、ミネソタ州派遣の移民職員700人削減へ

ワールド

米財務長官、強いドル政策支持再表明 FRBは国民の

ワールド

EXCLUSIVE-ロ原油収入減で財政悪化懸念、2
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 9
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 10
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中