最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(16日現在)

2020年3月16日(月)15時00分

写真は非常事態が宣言されたスペイン、バルセロナのガウディの建築物カサ・バトリョ前で15日撮影。(2020年 ロイター/Nacho Doce)

■H&M、欧州でさらに店舗一時閉鎖へ 12─2月の中国販売は24%減

スウェーデンのファストファッション大手へネス・アンド・マウリッツ(H&M)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて業務内容を見直し、欧州の12市場で一時閉鎖する店舗をさらに追加する、と発表した。また、2019年12月─2020年2月(第1・四半期)の中国での売り上げが24%減少したことを明らかにした。

■企業会計監査、新型コロナで時間かかる可能性=英財務報告評議会

英財務報告評議会(FRC)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、会計事務所が監査を完了するのに時間がさらに必要になる可能性があると表明した。

■ロシア、新型コロナ対策で40億ドル規模の基金創設へ

ロシアのミシュースチン首相は16日、新型コロナウイルスが経済に及ぼす影響に対応するため、3000億ルーブル(40億ドル)規模の基金を創設すると発表した。

■フィアット・クライスラー、欧州工場の大半を2週間閉鎖

欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、欧州工場の大半を今月27日まで閉鎖すると表明した。

■韓国中銀が緊急利下げ、0.5%引き下げ0.75%に 過去最低水準

韓国中銀は16日、政策金利の50ベーシスポイント(bp)引き下げを発表した。新型コロナウイルスによる経済・金融面での影響に対応するため、緊急会合での利下げに踏み切った。

■豪カジノ大手2社、新型コロナ拡大抑制でポーカーマシンを半減

オーストラリアのカジノ大手2社は、ポーカーマシンの半数を止めると発表した。新型コロナウイルス感染拡大ペースを抑えるため、「社会距離戦略(感染拡大を抑制するために人と人との距離を空けること)」を採用する。

■中国本土の新型ウイルス新規感染者は減少、入国者の感染がリスク

中国本土では、新型コロナウイルスの新たな感染者が全体として減少する中、北京や上海といった主要都市で海外からの渡航者の感染が国内を上回るペースで増えている。

■豪、新型コロナ対応の景気刺激策第2弾を検討=関係筋

オーストラリア政府は、新型コロナウイルス感染拡大に対応し、景気刺激策第2弾を検討している。政府の検討に詳しい関係筋3人が明らかにした。同国では新型コロナ感染による死者が5人に達し、当局は感染拡大防止の取り組みを加速している。

■アブダビが新型コロナ対策、民間部門を支援

アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、民間部門の支援策を導入したことをツイッターで明らかにした。

■イタリア、新型コロナで追加対策の用意─首相=地元紙

イタリアのコンテ首相は16日、新型コロナウイルス対策について、これまでに承認された対策では企業を十分に支援できないと表明、必要な場合、追加対策を導入する用意があると述べた。

■サウジが飲食店閉鎖、政府業務も大半停止 カタールは入国制限

サウジアラビアは15日、ショッピングセンターやレストランなどを閉鎖したほか、大半の政府業務を停止すると明らかにした。カタールやオマーンでも入国制限が導入されるなど、湾岸アラブ諸国は相次いで新型コロナウイルスの感染拡大防止策と景気支援の強化に動いている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ドル34年ぶり155円台、介入警戒感極まる 日銀の

ビジネス

エアバスに偏らず機材調達、ボーイングとの関係変わら

ビジネス

独IFO業況指数、4月は予想上回り3カ月連続改善 

ワールド

イラン大統領、16年ぶりにスリランカ訪問 「関係強
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 2

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 3

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」の理由...関係者も見落とした「冷徹な市場のルール」

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 6

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    コロナ禍と東京五輪を挟んだ6年ぶりの訪問で、「新し…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中