最新記事

感染症

中国、新型コロナウイルス感染拡大 春節前に対策を強化へ 

2020年1月20日(月)09時33分

中国政府は、武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、春節(旧正月)の大型連休を前に封じ込め策を強化する方針を明らかにした。写真は10日、河北省石家荘の駅で撮影(2020年 ロイター/Jason Lee)

中国政府は19日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、春節(旧正月)の大型連休を前に封じ込め策を強化する方針を明らかにした。

国家衛生健康委員会は「春節期間に警戒を強め、感染拡大を巡る動向や変化に細心の注意を払い、感染防止・制御策の実施を指導する」と表明し、封じ込めは可能との見方を示した。

武漢の保健当局はこの日、新型コロナウイルスが検出された患者数が17人増え、62人になったと発表。2人が死亡している。同市で同ウイルスによるものとみられる肺炎が最初に発生したのは12月下旬だった。

海外ではタイで2件、日本で1件、渡航者による発症例が確認されている。

24日に始まる春節の連休では、中国人の多くが国内や海外に旅行するとみられ、他の国への感染拡大が懸念されている。

一方、世界保健機関(WHO)は19日、最新の感染例の一部は、当初の感染源とされる武漢にある華南海産物市場とは関係がないようだとの見解を示した。また、中国が範囲を拡大して検疫を実施しているため、新たな感染例が出てくる可能性があるとした。

国営メディアは、武漢の副市長が、人々が集まるイベントの回数を減らすと表明したと報じた。

米国や大半のアジア諸国は、武漢からの渡航者に対する空港での検疫を実施している。

[北京 19日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



20200121issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年1月21日号(1月15日発売)は「米イラン危機:戦争は起きるのか」特集。ソレイマニ司令官殺害で極限まで高まった米・イランの緊張。武力衝突に拡大する可能性はあるのか? 次の展開を読む。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国万科、社債20億元巡りさらなる猶予延長要請=関

ワールド

日韓首脳、高市氏の地元・奈良で会談 李大統領「韓中

ビジネス

世界の中銀、パウエルFRB議長への支持表明へ=通信

ビジネス

ドル1年半ぶり159円台へ上昇、円一段安に
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    筋力はなぜパワーを必要としないのか?...動きを変え…
  • 9
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中