最新記事

日韓関係

米政府高官「日韓両国政府は関係悪化させた政治決定について反省せよ」

2019年8月8日(木)12時01分

ナッパー米国務副次官補(日韓担当)は、深まる日韓の対立について、関係悪化につながった最近の政治決定について両国が「自己反省」することが適切だと指摘し、国の指導者は冷静な発言を行うべきだと訴えた。写真は2012年8月に東京で撮影(2019年 ロイター/Yuriko Nakao)

ナッパー米国務副次官補(日韓担当)は7日、深まる日韓の対立について、関係悪化につながった最近の政治決定について両国が「自己反省」することが適切だと指摘し、国の指導者は冷静な発言を行うべきだと訴えた。

ナッパー氏は米シンクタンク、ヘリテージ財団での講演で、北朝鮮やロシア、中国がもたらす共通の課題に直面するなか、日米韓が「生産的で建設的な関係」を維持することが極めて重要とした。

ロシアと中国が先月、島根県・竹島(韓国名・独島)近くで合同パトロールを実施したことに言及し、「日米韓3カ国に対する真っ向からの挑戦で、日韓の現在の対立を巧みに利用しようとしている」と述べた。

「地域の諸課題によって3カ国間の亀裂が深まることがあってはならない」と強調。「日韓はともに両国関係悪化の影響に苦しむことになる。両国がともに関係改善の責任を負っているとわれわれは考える」とした。

「ここ数カ月で両国の互いへの信頼を傷つけた政治決定について自己反省をすることが適切で、同様に、日韓関係の緊張が経済や安全保障面に波及するのを防ぐために慎重な対応が必要だ」と語り、日本による半導体材料の輸出規制など、応酬を続ける両国に自制を求めた。

さらに、「国の指導者の冷静で前向きな発言が、国民から同様の態度を引き出すことになる」と訴えた。

[ワシントン 7日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニュース速報

ワールド

特別リポート:なぜブラジルは「コロナ感染大国」に転

ワールド

暴動に発展のミネソタ黒人死亡事件、殺人容疑で元警官

ビジネス

訂正-米FRB、社債買入制度通じた27日時点のET

ワールド

アングル:トランプ氏6人の側近、対中強硬へ足並み 

MAGAZINE

特集:コロナ不況に勝つ最新ミクロ経済学

2020-6・ 2号(5/26発売)

意思決定の深層心理から人間の経済行動を読み解く── コロナ不況を生き残るため最新の経済学を活用せよ

人気ランキング

  • 1

    中国請負の高速鉄道建設が工期遅延に予算超過 インドネシア、入札に敗れた日本の参加要望

  • 2

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

  • 3

    韓国、アイドルファンも抗議デモ 愛すればこそ、裏切られた怒りは激烈

  • 4

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 5

    ミネアポリスの抗議デモが暴動に......略奪から店舗…

  • 6

    デーブが語る、『テラハ』木村花さんの死は何が問題…

  • 7

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 8

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 9

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 10

    ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

  • 1

    東京都、新型コロナウイルス新規感染14人に急増 緊急事態宣言解除の目安、3項目中2項目が基準下回る

  • 2

    「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」パッテン元総督

  • 3

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 背景には韓国の国民性も?

  • 4

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 5

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 6

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 7

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃…

  • 8

    北朝鮮の民間経済を圧迫する独裁者の国債

  • 9

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 10

    東京都、新型コロナウイルス新規感染15人 2桁台で3…

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること

  • 3

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 4

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 7

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 8

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 9

    優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」…

  • 10

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月