最新記事

北朝鮮

暗殺された金正男はCIA、中国のスパイだった?

2019年6月11日(火)11時27分

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、関係筋の話として、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄で2017年に暗殺された金正男氏が米中央情報局(CIA)の情報提供者だったと伝えた。写真は2007年2月に北京で撮影。共同通信提供(2019年 ロイター)

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は10日、関係筋の話として、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄で2017年に暗殺された金正男氏が米中央情報局(CIA)の情報提供者だったと伝えた。

匿名の関係者は、正男氏とCIAの間にはつながりがあったと指摘している。

ロイターはこの報道内容を確認していない。CIAはコメントを拒否している。

WSJによると、米政府の元当局者らは、正男氏が長年にわたり北朝鮮国外に住んでいたことや、北朝鮮で権力基盤を持っていなかったことから、同国の詳細な内部情報を提供することはできなかった可能性が高いと指摘している。

また、元当局者らは、正男氏が他国、特に中国の情報機関とやり取りをしていたことはほぼ間違いないと述べている。

正男氏は2017年2月、マレーシアのクアラルンプール国際空港で2人の女に神経ガス「VX」を顔に塗りつけられて死亡した。

米国と韓国は、北朝鮮が暗殺を計画したとの見方を示しているが、北朝鮮は関与を否定している。

WSJによると、正男氏は2017年2月、CIAの担当者と会うためにマレーシアを訪れた。ただ、渡航目的はそれだけではなかった可能性もあるという。

[ワシントン 10日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 教養としてのミュージカル入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月17号(3月10日発売)は「教養としてのミュージカル入門」特集。社会と時代を鮮烈に描き出すポリティカルな作品の魅力[PLUS]山崎育三郎ロングインタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル小幅高、原油高背景に安全資産買い

ワールド

米、ホルムズ海峡で国際有志連合と共に船舶護衛へ=財

ワールド

デトロイトのシナゴーグに車突入、容疑者死亡 爆発物

ワールド

ネタニヤフ氏「イランもはや以前と同じでない」、新最
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 3
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 4
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 7
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 8
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 9
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中