インドネシアのライオン航空機墜落事故を受け、米連邦航空局(FAA)は7日、米ボーイングが生産する事故機「737MAX」を対象に緊急改善通報を出した。
ボーイングによると、事故を調査している当局は、飛行機の空中姿勢の制御に必要な「AOAセンサー」から入力される情報に誤りがあった可能性があると指摘している。
ボーイングは声明で、この問題を航空各社の操縦士に通達したと明らかにした。
FAAによると、緊急改善通報は各国の航空会社が運航する約250機が対象になるという。米国ではユナイテッド航空やアメリカン航空グループなどが運航する45機が対象。
一部の航空機は機体の姿勢を自動的に調整するシステムを備えている。また、機体のセンサーが壊れて情報が得られない時に操縦士が自ら対応する場合もある。
インドネシア運輸安全委員会(KNKT)によると、事故機のAOAセンサーは事故前日にバリで交換されていた。
事故の前日にバリからジャカルタに飛行した操縦士は、センサーの情報に誤差があったものの、問題に対応して無事に着陸した。
ボーイングは、センサーからの情報が誤っている状況への乗組員の対処法について、航空各社に通知を出したことを明らかにした。
[ワシントン/珠海(中国) 7日 ロイター]

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