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北朝鮮、朝鮮戦争終結宣言は「非核化の切り札にならなず、とりたてて希望もせず」

2018年10月2日(火)12時00分

10月2日、北朝鮮は、朝鮮戦争(1950─53年)の終結宣言が北朝鮮非核化への「切り札になることは決してない」と主張するとともに、米国が終戦を望まないならば北朝鮮が「とりたてて希望することもない」との立場を示した。写真は金正恩朝鮮労働党委員長。昨年12月に平壌で撮影。朝鮮中央通信提供(2018年 ロイター)

朝鮮は2日、朝鮮戦争(1950─53年)の終結宣言が北朝鮮非核化への「切り札になることは決してない」と主張するとともに、米国が終戦を望まないならば北朝鮮が「とりたてて希望することもない」との立場を示した。国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が伝えた。

金正恩朝鮮労働党委員長は前月の南北首脳会談後の共同声明で、米国が相応の措置を取ることを条件に、寧辺の核施設を「永久的に廃棄」する用意があると表明。韓国の文在寅大統領は、これには朝鮮戦争の終結宣言が含まれると述べている。

KCNAは論説で、終戦宣言は「50年前に解決すべき問題だった」と主張。また、新たな米朝関係や朝鮮半島の平和の構築に向けた「最も基本的」な手続きだとした。

寧辺の核施設は「北朝鮮の核プログラムの中核部」だとした上で、「北朝鮮は米朝首脳会談での共同声明を実施するために重大な措置を講じているが、米国はいまだに制裁を用いることで誰かを押さえ込もうとしている」と批判した。

[ソウル 2日 ロイター]


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