最新記事

中東

イラン、ロウハニ大統領が国産新型戦闘機を公開 トランプ政権を牽制[動画]

2018年8月21日(火)19時20分

8月21日、イランは米国との緊張が高まるなか、軍事力を強化する方針を示した。ロウハニ大統領は演説で「われわれは、国土を侵し資源を奪おうとする軍事大国と戦う態勢をとるべきだ」と訴えた。7月撮影(2018年 ロイター/Lisi Niesner)

イランは21日、米国との緊張が高まるなか、軍事力を強化する方針を示した。また、国産の新型戦闘機「Kowsar」が公開された。

ロウハニ大統領は演説で「われわれは、国土を侵し資源を奪おうとする軍事大国と戦う態勢をとるべきだ」と訴えた。その上で「なぜ米国がわが国を攻撃しないのか。それは、わが国の威力のためで、(攻撃がもたらす)結果を認識しているからだ」と述べた。

イランと米国の関係は、トランプ米大統領が5月にイラン核合意からの離脱を表明したことで一段と悪化した。

米国は対イラン制裁を再開。ロウハニ大統領は、米中貿易戦争や米国の欧州などからの輸入品への追加関税を挙げて「米国を信頼していないのはわれわれだけではない。いまや欧州や中国でさえ米を信頼していない。カナダなどの米の同盟国も信頼していない」と述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ロウハニ大統領は軍事力を強化する方針を示し、国産の新型戦闘機「Kowsar」を公開した。 Raptly / YouTube

ニューズウィーク日本版 脳寿命を延ばす20の習慣
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月28日号(10月21日発売)は「脳寿命を延ばす20の習慣」特集。高齢者医療専門家・和田秀樹医師が説く、脳の健康を保ち認知症を予防する日々の行動と心がけ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

北朝鮮、東方に向け弾道ミサイル発射 韓国軍発表

ビジネス

ウェルズ・ファーゴCEO、信用状況「極めて良好」 

ワールド

中国とロシア、国連人権予算に繰り返し圧力 非営利団

ビジネス

ネットフリックス、四半期利益が予想届かず 株価約6
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 3
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない「パイオニア精神」
  • 4
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 5
    米軍、B-1B爆撃機4機を日本に展開──中国・ロシア・北…
  • 6
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 7
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 8
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 9
    増える熟年離婚、「浮気や金銭トラブルが原因」では…
  • 10
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中