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米下院、共和党の合法移民向けビザ削減法案を否決 一部共和党議員も反対

2018年6月22日(金)13時57分

6月21日、米下院は、合法的な移民向けに発給するビザを大幅に削減することを定めた共和党の法案を反対多数で否決した。写真はトランプ大統領(右)とライアン下院議長。ワシントンで19日撮影(2018年 ロイター/Joshua Roberts)

米下院は21日、合法的な移民向けに発給するビザを大幅に削減することを定めた共和党の法案を反対多数で否決した。法案には、幼少期に親と米国に不法入国した若者「ドリーマー」の強制送還を一時的に行わない内容も含まれていた。

投票結果は賛成が193票、反対が231票。一部の共和党議員が民主党と共に反対に回った。

また下院は、別の移民関連法案の採決を少なくとも来週まで延期した。当初は22日に延期するとしていたが、21日夜の会合で重要な論点における相違が解消されなかったため再延期された。

同法案はドリーマーの市民権取得への道筋やメキシコ国境の壁建設費の財源を定めたほか、不法移民の親子を強制送還の審査中に一緒に収容することを義務付けている。

[ワシントン 21日 ロイター]


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