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核・ミサイル開発インド、北朝鮮に外務副大臣を20年ぶりに派遣 外相や文化相と会談

5月16日、インド外務省は、北朝鮮と政治や地域を巡る問題を協議するため、外務副大臣をほぼ20年ぶりに同国に派遣したと発表した。写真はBRICS外相会談に参加するインドのシン外務副大臣。昨年6月に北京で代表撮影(2018年 ロイター)
インド外務省は16日、北朝鮮と政治や地域を巡る問題を協議するため、外務副大臣をほぼ20年ぶりに同国に派遣したと発表した。
インドは北朝鮮と45年前に外交関係を樹立し、北朝鮮に小規模の大使館を設置している。しかし米国が北朝鮮の核・ミサイル開発を巡り同国を孤立化させる圧力を強めたことから、インドはここ数年は貿易や支援を中止していた。
インド外務省の発表文によると、VKシン外務副大臣は15日、2日間の日程で訪朝を開始した。朝鮮半島の平和への取り組みを支援するインド政府の方針を伝えた。
シン氏は、北朝鮮・最高人民会議のキム・ヨンデ副委員長、李容浩(リ・ヨンホ)外相、朴春男(パク・チュンナム)文化相らと会談したという。
インド外務省によると、北朝鮮側は、朝鮮半島を巡る最近の状況を伝えた。また、両国は職業教育、農業、製薬、ヨガの促進において協力を模索することで合意した。


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