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日米関係

日米首脳会談始まる、トランプ「米朝はハイレベルな対話開始、拉致問題取り上げる」

2018年4月18日(水)08時38分

[ワシントン/ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 17日 ロイター] -

トランプ米大統領は17日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談に向け、米国が北朝鮮と「極めてハイレベルの直接対話」を始めたことを明らかにした。訪米した安倍晋三首相との首脳会談の冒頭で述べた。

日米首脳会談は、17─18日の2日間の日程で開催される。

トランプ大統領は「米国は北朝鮮と極めてハイレベルの直接対話を行った」とし、良い結果につながることを期待していると述べた。その上で「最終的に重視されるのは結果であり、会談を検討していることや会談を開催することではない」と強調した。

米朝首脳会談の開催地として5カ所を検討していることも明らかにした。その5カ所に米国は含まれていないという。大統領は、首脳会談に向けた調整がうまくいかず、会談を行わずにこれまでの強い姿勢を継続する可能性も依然あるとの考えを示した。

韓国と北朝鮮が朝鮮戦争の終結を話し合うことにも支持を表明した。

トランプ大統領はさらに、米朝首脳会談で日本人拉致問題を取り上げることを約束した。

安倍首相は、トランプ大統領が北朝鮮との首脳会談開催に同意した「勇気」をたたえるとした上で、北朝鮮が完全かつ検証可能な非核化を受け入れることを期待すると述べた。

トランプ大統領は「北朝鮮を巡り日米は固く結束している」と語った。



[ワシントン/ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 17日 ロイター]


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