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北朝鮮問題巡り米中首脳が電話協議 習主席は自制促す

2017年8月13日(日)21時20分

8月12日、中国の習近平国家主席はトランプ米大統領(写真)と電話協議し、北朝鮮問題を巡り、全ての関係国が緊張を高めるような言動を慎むべきだと述べた。ニュージャージー州ベッドミンスターで4日撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

中国の習近平国家主席はトランプ米大統領と電話協議し、北朝鮮問題を巡り、全ての関係国が緊張を高めるような言動を慎むべきだと述べた。中国外務省が公表した声明によると、習主席はトランプ大統領に対し、北朝鮮の核問題の平和的な解決が重要だと述べ、自制を促した。

一方、ホワイトハウスの声明によると、トランプ大統領と習主席は電話協議で「北朝鮮は挑発的でエスカレートする言動をやめなければならないとの認識で一致した」ほか、朝鮮半島の非核化に向けた相互のコミットメントを確認した。声明は、トランプ大統領と習主席の関係は「極めて密接」で、「うまくいけば北朝鮮問題の平和的な解決につながるだろう」と付け加えた。

また、トランプ大統領は12日、フランスのマクロン大統領とも電話で協議し、「北朝鮮の核による脅迫」をやめさせることに対する米国のコミットメントを強調。米国は外交、経済、軍事的な措置を講じる用意があると伝えた。ホワイトハウスが明らかにした。

[ベッドミンスター(米ニュージャージー州)/北京 12日 ロイター]


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