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「アメリカに無礼」──戴冠式での「黄色と青」を批判された、ジル・バイデン米大統領夫人と孫娘
2023年05月14日（日）10時00分
2023年5月6日、戴冠式に参列したジル・バイデン米大統領夫人 Henry Nicholls-REUTERS
＜戴冠式での服装を批判された、ジル・バイデン米大統領夫人。しかし、キャサリン妃とウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人との揺るぎない連帯がある＞
戴冠式で注目されたのは、ジル・バイデン米大統領夫人の青のアンサンブルスーツと孫娘のフィネガン・バイデンさんの黄色のドレスだった。
黄色と青のコーディネートされたドレスを着たことによって、歴史的な戴冠式に大統領夫人がウクライナ支持を表明するという政治的メッセージを持ち込んだとして、SNSで激しい議論が起こった。
ロシアによるウクライナ侵攻については、バイデン政権は各国の首脳とともにプーチン大統領を非難し、兵器を供給するなどウクライナに多額の軍事支援を行っている。
バイデン政権を批判する右派らは、ジル夫人はアメリカを代表する色を着用すべきだったなど次のように非難した。
「アメリカや国旗を表す色ではなく、ウクライナ国旗の色を着用したジル・バイデンと孫娘は、アメリカとファーストレディという職務に無礼を働いた。メラニア・トランプ夫人であれば、純粋なエレガンスと愛国心を持っていただろう」（ドナルド・トランプ前大統領の法務チームの弁護士ジェナ・エリス）
Jill Biden was disrespectful to the United States and her office of First Lady by wearing the colors of the Ukraine flag with her granddaughter instead of representing our flag and our nation.
— Jenna Ellis (@JennaEllisEsq) May 6, 2023
First Lady Melania would have been pure elegance and patriotism.
また、フロリダ州議会議員候補のラーバーン・スパイサーは、「ジル・バイデンは海外でアメリカを代表すべき人物ではない」とツイートした。
Jill Biden is not who should be representing America abroad. https://t.co/GXEQI6k5O6
— Lavern Spicer (@lavern_spicer) May 6, 2023
しかし、多くの人々がジル夫人を擁護し、ウクライナへの支持を服装で示したことを賞賛し、逆に批判者を非難している。
また、ウクライナ内務省のアントン・ゲラシチェンコ顧問もジル夫人とフィネガンさんの写真に黄色と青のハートを添えて「チャールズ3世の戴冠式に参列した、ジル・バイデン大統領夫人と孫娘」と紹介している。
