名前や住所を入力するのはNG?...「AIのプロ」は入力する情報・しない情報をこう分ける
Igor Omilaev-Unsplash
<AIセキュリティのプロが集まるMeta社でも競合他社のAIサービスを利用する。合理的に情報を守る方法とは――>
AIサービスに個人情報や機密情報を入力しようとして、「漏洩にならないか?」とためらった経験を持つ人は多いだろう。
AIエージェント開発の知見を持つ冨田到は、「AIの中で情報がどのように保存されているかを理解すれば、入力してもいい情報、しない方がいい情報の見極めがつく」という。
冨田が執筆した『知的生産でAIを使いこなす全技法』(かんき出版)より、プロフェッショナルの「情報保護」の考え方を、抜粋して紹介する。本記事は第3回。
※第1回はこちら:生成AIのプロが教える...ChatGPTの「最も効率的な使い方」とは?
※第2回はこちら:なぜXのAI「Grok」は反逆的なのか?...答えはイーロン・マスクの原点となった「あるSF小説」に
AIに入力したデータの保存先は2段階
生成AIサービスに入力したデータには、実は2段階の保存先があります。
1段階目は、ChatGPTなどのAIサービス提供企業のサーバーです。ここにはサービスが短期から中期間、チャット履歴を保存しているため、私たちが過去の会話を参照できます。
サービス提供者はこのサーバーでサービス改善のための分析を行う可能性がありますので、データ漏洩のリスクもゼロではなく、通常のウェブサービス同様に考慮すべきです。
重要なのは、オプトアウト(最初から設定がオンになっているボタンの設定をオフにすること)の設定をしても、サーバーへの一時保存は避けられないということです。
Geminiの場合、オプトアウトの設定後も最長72時間はサービス提供のために会話が保持されます。







