そして、すでに公開済みの情報や一般的な質問であれば、デフォルト設定のまま使用して全く問題ありません。
自己啓発での個人学習や趣味、公開情報の整理には、むしろ会話履歴が残ることで継続的な対話が可能になり、利便性が向上します。チャット履歴の削除についても、扱った情報に応じてタイミングを調整すればよいでしょう。
機密情報を扱った場合は会話終了後すぐに削除し、一般的な業務や趣味利用では、気になる場合はまとめて整理するといった使い分けが現実的です。
ちなみに、AIの学習オフの必要の背景として、日本の行政機関である個人情報保護委員会では、本人同意なしに個人データを入力し、それが応答の出力以外の目的(例:AIの学習)で扱われないように注意喚起(https://www.ppc.go.jp/news/careful_information/230602_AI_utilize_alert/)している事実が挙げられます。
この注意喚起と個人情報保護法を守るために、学習オフをしっかり行うことで、データをAI事業者への提供ではなく委託に寄せて、多くのメールサービスやコミュニケーションツールのようなSaaSに近いセキュリティ状態にできるだけ近づけているというわけです。
ただし、そこまで対策をしても、その他のSaaSのように、ChatGPTなどのサーバーからログが漏洩する可能性はゼロではありません。法律面や実運用上は問題がなかったとしても、コンプライアンス・リスクとして個人情報や機密情報の入力自体を制限しなければならないケースも多く存在します。