最新記事

米経済

加熱する住宅バブルで、庶民には手が届かない水準に 米南部で何が起きている?

2022年7月5日(火)19時05分
ジュリア・カーボナロ
米不動産

DAVID PAUL MORRISーBLOOMBERG/GETTY IMAGES

<全米で住宅価格が記録的な高騰を続けているが、その中でも特に「バブル崩壊」が危ぶまれているのはテキサス州などの南部地域だ>

全米の住宅購入者にとって厳しい時代がやって来た。住宅ローンの金利が上昇し、ここ数カ月で住宅価格が記録的な高騰を続けているなか、初めて家を購入する人々は市場から締め出されている。連邦住宅金融局(FHFA)によれば、4月の住宅価格は2年前の同月比で34%上昇した。

他の地域と比較して際立って価格高騰が顕著な地域もあり、住宅市場崩壊が懸念されている。ムーディーズ・アナリティックス主任エコノミストのマーク・ザンディは、「最も過大評価されているのは南部と南西部」と言う。特に深刻なのはアイダホ州、コロラド州、ネバダ州、アリゾナ州、フロリダ州、テキサス州など。リモートワーク普及で北東部や西部の都市を離れた移住者が流れ込んでいることが急騰を招いたとみられる。

転売目的で住宅を購入する業者が殺到していることも、事態を悪化させている。ザンディは突然のバブル崩壊はないが、こうした状態は持続可能ではなく住宅価格は次第に落ち着くだろうとみている。

ニューズウィーク日本版 健康長寿の筋トレ入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月2日号(8月26日発売)は「健康長寿の筋トレ入門」特集。なかやまきんに君直伝レッスン/1日5分のエキセントリック運動

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米デル10%安、AI最適化サーバーのコスト高騰や競

ワールド

トランプ氏、ハリス前米大統領の警護打ち切り=当局者

ビジネス

7月の米財貿易赤字、22%増の1036億ドル 輸入

ビジネス

独CPI、8月速報は前年比+2.1%に加速 予想上
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界がうらやむ国」ノルウェーがハマった落とし穴
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    自らの力で「筋肉の扉」を開くために――「なかやまき…
  • 8
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 9
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 10
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 7
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 8
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 9
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中