コラム

ビジネスマン失格のトランプは実は「グレイテスト・ショーマン」!

2019年05月29日(水)17時45分

トランプはビジネスマンではなく、ショーマンだ。それもプロレスとリアリティー番組という、独特な部類の。その考え方が今も頭の中に残っているようだ。その主な特徴は――
・衝突は治めるのではなく、煽るものだ。
・現実にも真実にも縛られない。
・漫画のようなキャラを作る。
・大げさな行動で「劇」を作り、注目を集める。

前政権はスキャンダルがなく「ノードラマ・オバマ」と呼ばれていたが、そんなのつまらない! 「オールドラマ」を目指そう!

トランプ政権を見ていると、そんな演出のスタイルがうかがえる。そして、それも成功している。ディールの成功率は低いが、テレビの視聴率は高い。ノーベル賞は取れないかもしれないが、アカデミー賞が狙えるかも。
 
ということで、米中通商交渉、北朝鮮の非核化、イラン核合意離脱、日米関係などはどうなる......? 正直、分からない。ビジネスマンなら予測はつくが、ショーマンのトランプだから想定外の展開を狙って、きっと面白いことをしてくれるはず。

それが怖い。

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プロフィール

パックン(パトリック・ハーラン)

1970年11月14日生まれ。コロラド州出身。ハーバード大学を卒業したあと来日。1997年、吉田眞とパックンマックンを結成。日米コンビならではのネタで人気を博し、その後、情報番組「ジャスト」、「英語でしゃべらナイト」(NHK)で一躍有名に。「世界番付」(日本テレビ)、「未来世紀ジパング」(テレビ東京)などにレギュラー出演。教育、情報番組などに出演中。2012年から東京工業大学非常勤講師に就任し「コミュニケーションと国際関係」を教えている。その講義をまとめた『ツカむ!話術』(角川新書)のほか、著書多数。近著に『パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)。

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