原油先物約6%高、イラク沖でタンカー攻撃
12日アジア時間の原油先物は上昇。写真はポンプジャックと掘削リグ。米テキサス州ミッドランドでドローンから昨年6月撮影(2026年 ロイター/Eli Hartman)
Sam Li Lewis Jackson
[北京 12日 ロイター] - 12日アジア時間の原油先物は上昇。米国とイスラエルによる対イラン攻撃に伴い世界的に供給混乱が広がる中、イランの武装船が燃料油タンカー2隻を攻撃したとイラクの当局者が明らかにしたことなどを受けた。
0118GMT(日本時間午前10時18分)時点で、北海ブレント先物は5.69ドル(6.19%)高の1バレル=97.67ドル、米WTI先物は5.11ドル(5.86%)高の92.36ドル。
イラク港湾公社幹部は11日、同国産燃料油を積んだ外国籍タンカー2隻が領海内で攻撃を受け、火災が発生したと述べた。治安当局の初期調査によると、爆発物を積んだイランからのボートが2隻を攻撃した。
IGのアナリスト、トニー・サイカモア氏は攻撃について「国際エネルギー機関(IEA)が大規模な備蓄放出を発表したことに対するイランの直接的かつ強力な反応とみられる」と述べた。
IEAは11日、加盟国による4億バレルの戦略石油備蓄放出で合意した。米国は1億7200万バレルを放出する。
ムームーANZの市場ストラテジスト、ティナ・テン氏は「IEAによる備蓄放出は一時的な解決策に過ぎないかもしれない」と指摘。「ホルムズ海峡経由の石油輸送の混乱や、一部の中東諸国における大規模な生産停止が長期的な供給逼迫を引き起こす可能性がある」と述べた。





