Jasper Ward

[ワシントン 10日 ロイター] - 全米知事会は、ホワイトハウスで20日に予定されていたトランプ大統領との会合への参加を⁠中止した。ホワイトハウスが民主党の知事を招待しなかったことを受けた対応で、スティット会長(オクラホマ州知事、共和党)が9日に各州の知事に伝えたと、関係者が明らかにした⁠。

全米各州の知事は毎年首都ワシントンに集まり、知事会の総会を開催する。これに合わ⁠せて、大統領がホワイトハウスに知事らを招き、閣僚ら政府高官との会合や夕食会を開催するのが通例となっている。

知事会のブランドン・テイタム最高経営責任者(CEO)は声明で、「特定の知事をホワイトハウスでの会合に招待しないこと⁠は、連邦政府と州政府の協力にとって重要な機会を損なう」と述べた。

ホワイトハウスのレ⁠ビッ⁠ト報道官は10日の記者会見で、「(大統領は)ホワイトハウスでの夕食会や行事に、誰を招待しても構わない」と指摘。「大統領は招待した全員を歓迎する。出席を望まない人がいるなら、それはその人の損失だ」と語った。

米紙ニューヨーク・タイムズ⁠(NYT)は先週、トランプ氏が依然として知事とその配偶者を対象とした超党派の夕食会をホワイトハウスで別途開催する計画だと報じた。

しかし同紙によると、トランプ氏は知事会の副会長を務めるメリーランド州のムーア知事と知事会メンバーのポリス・コロラド州知事(ともに民主党)の招待を個人的に拒否したという。

ムーア氏⁠の報道官、デビッド・ターナー氏は「全米知事会には所属政党に関係なく、ベストプラクティスやアイデアを交換する超党派の会合を続けてきた長い伝統がある。それは米国民が期待する当然のことだが、残念ながら、ホワイトハウスは同じ考えを持っていないようだ」と述べた。

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