ニュース速報
ワールド

EU、マスク氏のX巡る調査先延ばし、米貿易交渉が背景=FT

2025年07月17日(木)14時22分

 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、米国との貿易交渉の妥結を目指す中、米実業家イーロン・マスク氏のソーシャルメディアプラットフォーム「X」がEUのデジタルサービス法(DSA)に違反したとして行っていた調査を先延ばしにしている。写真はXのロゴとマスク氏のイメージ。1月23日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[17日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、米国との貿易交渉の妥結を目指す中、米実業家イーロン・マスク氏のソーシャルメディアプラットフォーム「X」がEUのデジタルサービス法(DSA)に違反したとして行っていた調査を先延ばしにしている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が17日、複数の関係者の話として報じた。

欧州委は、夏季休会前に見込まれていたXに関する調査の完了期限に間に合わない見通しだという。

FTは、EUと米国の貿易交渉が明確になってから決定が下される見込みだとしている。

ロイターはこの報道をすぐに確認できなかった。EUとXはロイターのコメント要請に応じていない。

EUの技術規制当局は昨年、Xが違法コンテンツへの対応を義務付けるDSAに違反したと指摘した。

同法に違反した企業は、世界売上高の最大6%に相当する罰金に直面し、違反を繰り返した企業は欧州での事業が全面的に禁止される可能性がある。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ議会、スビリデンコ氏を新首相に選出 39

ワールド

エプスタイン事件、「トランプ政権が情報隠ぺい」7割

ワールド

ロシア、必要なら西側への「予防的攻撃」開始も=前大

ワールド

トランプ米大統領、9月にパキスタン訪問と報道
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 4
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 5
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 6
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 7
    「巨大なヘラジカ」が車と衝突し死亡、側溝に「遺さ…
  • 8
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 9
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 2
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 10
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中