インドネシア貿易黒字、5月速報は49億ドル 約2年ぶり高水準
[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシアのスリ・ムルヤニ財務相は17日、同国の5月の貿易黒字が税関の速報値で49億ドルになったと述べた。月間ベースでは2023年2月以降で最大の黒字になるという。
輸出は253億ドル、輸入は204億ドルだった。
インドネシア統計局は7月1日に確定値を公表する。4月の貿易黒字は1億6000万ドルだった。
スリ・ムルヤニ氏は、貿易統計は良好に見えるが、貿易摩擦と世界経済の成長鈍化が輸出に影響を及ぼしており、同国の経済成長にも悪影響が出るだろうと述べた。
5月は農産品と工業品の輸出が好調だったが、鉱業製品の輸出が急減し、政府の歳入に打撃を与えた。
1─5月の財政赤字は21兆ルピア(12億9000万ドル)で、国内総生産(GDP)比0.09%。歳入は995兆3000億ルピア、歳出は1016兆3000億ルピアだった。
前年同期の財政赤字はGDP比0.1%。歳入は1123兆5000億ルピア、歳出は1145兆3000億ルピアだった。