ニュース速報
ワールド

北朝鮮、南北結ぶ道路を一部爆破 韓国軍発表

2024年10月15日(火)16時02分

韓国軍合同参謀本部は15日、北朝鮮が南北道路の一部を爆破したと明らかにした。写真は韓国の坡州市から14日に撮影された南北を隔てる非武装地帯(DMZ)北部の京義線道路にある構造物の近くに積み上げられた土の山。聯合ニュース(2024年 ロイター)

韓国軍合同参謀本部は15日、北朝鮮が同日正午ごろ、南北をつなぐ道路と鉄道の北朝鮮側の一部区間を爆破したと明らかにした。

韓国軍はこれを受けて軍事境界線の南側で警告射撃を実施。爆破による韓国側への被害はないとした。

韓国は14日、北朝鮮が軍事境界線をまたぐ道路を爆破する準備をしていると警告。韓国軍は監視を強化していた。

北朝鮮は先週、韓国につながる道路と鉄道を完全に遮断し境界線周辺を要塞化すると、国営朝鮮中央通信(KCNA)を通じて発表していた。

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮はこの発表前から境界線付近に地雷を埋めて柵を設置し、14日には重装備を投入して追加作業を進めていた。

爆破を受けて韓国側は監視、警戒態勢を強化した。

北朝鮮は11日、首都平壌上空に韓国がドローン(無人機)を飛ばし、北朝鮮の体制を批判する「膨大な数」のビラをまいたと非難。これを受けて南北間の緊張が高まった。

韓国軍合同参謀本部の報道官は14日、軍あるいは市民が北朝鮮にドローンを飛ばしたかどうかについての質問に回答を避けていた。

KCNAによると、金正恩朝鮮労働党総書記は14日、国防・安全保障分野の当局者を集めて会合を開き、「北朝鮮の主権を侵害する敵の重大な挑発」にどう対処するか協議した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、中国との協力と日本との同盟「両立可能」

ワールド

ゼレンスキー氏、米に新たな和平案提示 「領土問題な

ビジネス

9月の米卸売在庫、0.5%増 GDPにプラス寄与か

ワールド

タイ首相、議会解散の方針表明 「国民に権力を返還」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキャリアアップの道
  • 2
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれなかった「ビートルズ」のメンバーは?
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 5
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 6
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナ…
  • 7
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎…
  • 8
    ピットブルが乳児を襲う現場を警官が目撃...犠牲にな…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 10
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中