ニュース速報
ワールド

数十万人の雇用に影響も、トランプ氏がEV投資撤回なら=米自動車労組トップ

2024年10月11日(金)02時22分

全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン委員長は10日、共和党の大統領候補トランプ前大統領が大統領選で勝利し、電気自動車(EV)への投資を撤回すれば、数十万人の米国の雇用を危険にさらすと警告した。2023年10月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

Andrea Shalal

[ワシントン 10日 ロイター] - 全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン委員長は10日、共和党の大統領候補トランプ前大統領が大統領選で勝利し、電気自動車(EV)への投資を撤回すれば、数十万人の米国の雇用を危険にさらすと警告した。

フェイン氏は、EV投資撤回の影響はミシガン州にある米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)工場にとどまらず、米国全体の工場や雇用に及ぶという認識を示した。

トランプ氏は8月、EV購入者に対する最大7500ドルの税額控除措置を「ばかげている」とし、自身が選挙戦で当選すれば廃止を検討すると述べていた。

また、共和党の副大統領候補バンス上院議員はこれまでに、GMのEV生産施設向けの5億ドルの投資継続についてコミットする姿勢を明示していない。

トランプ氏は同日、デトロイトを訪問する予定。

フェイン氏は11月の大統領選で民主党候補ハリス副大統領を支持。ハリス氏は先週ミシガン州で開いた集会で、全車EV化を義務付ける計画はなく、消費者に選択肢を与え、企業が中国と競争できるようにしたいという認識を示していた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

インフレリスクは上振れ、小幅下振れ容認可能=シュナ

ビジネス

エネルギー貯蔵、「ブームサイクル」突入も AI需要

ワールド

英保健相、スターマー首相降ろし否定 英国債・ポンド

ビジネス

ロシア、初の人民元建て国内債を12月発行 企業保有
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    炎天下や寒空の下で何時間も立ちっぱなし......労働…
  • 7
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 10
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中