ニュース速報
ワールド

レバノンのシリア国境付近に空爆、避難路寸断=運輸相

2024年10月04日(金)16時09分

 10月4日、レバノンのハミエ運輸相は、シリア国境のマスナア検問所周辺をイスラエルが同日朝に空爆し、ここ数日に砲撃を逃れるため数十万人が利用していた道路が寸断されたとロイターに明らかにした。レバノン南部で撮影(2024年 ロイター/Aziz Taher)

Kanishka Singh Timour Azhari Ari Rabinovitch

[ベイルート/エルサレム 4日 ロイター] - レバノンのハミエ運輸相は4日、シリア国境のマスナア検問所周辺をイスラエルが同日朝に空爆し、ここ数日に砲撃を逃れるため数十万人が利用していた道路が寸断されたとロイターに明らかにした。

検問所に近いレバノン領内が空爆を受け、幅4メートルの穴ができたという。

イスラエル軍報道官は3日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラが同検問所を利用して武器を持ち込んでいると非難し、必要なら「行動をためらわない」と述べていた。

一方、ハミエ氏は3日の記者会見で、同検問所はレバノン政府の管轄下にあるとしていた。

同国政府の統計によると、過去10日間でシリア人を中心に30万人以上がイスラエルの砲撃を逃れるためにレバノンからシリアに入国した。

イスラエル軍は4日、レバノン南部の20以上の町の住民に直ちに避難するよう指示した。軍報道官がXで明らかにした。

レバノン治安当局は、イスラエル軍の攻撃によりベイルート南部郊外でヒズボラと関連のある救助隊員3人が負傷したとロイターに述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

情報BOX:パウエル米FRB議長の会見要旨

ビジネス

FRB、12月1日でバランスシート縮小終了 短期流

ビジネス

FRB0.25%利下げ、2会合連続 量的引き締め1

ワールド

ロシアが原子力魚雷「ポセイドン」の実験成功 プーチ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 6
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 7
    リチウムイオンバッテリー火災で国家クラウドが炎上─…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 10
    怒れるトランプが息の根を止めようとしている、プー…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中