韓国、米と共同訓練拡大へ 対北朝鮮の抑止力強化で=国防相
11月13日、韓国の申源シク国防相(写真右)は、北朝鮮のいかなる攻撃に対しても抑止力を高め、制裁を加えられるようにするために、米韓の共同軍事訓練を拡大し、日本との協力も強化する表明した。写真左はオースティン米国防長官。13日、ソウルで代表撮影(2023年 ロイター)
[ソウル 13日 ロイター] - 韓国の申源シク国防相は13日、北朝鮮のいかなる攻撃に対しても抑止力を高め、制裁を加えられるようにするために、米韓の共同軍事訓練を拡大し、日本との協力も強化する表明した。
韓国を訪れているオースティン米国防長官との会談後に語った。
両相は先に、北朝鮮の核やミサイルの脅威を抑止するための米韓国防相間の戦略文書「オーダーメード型抑止戦略(TDS)」の改定版に署名した。
オースティン長官は、米国の戦略原子力潜水艦や戦略爆撃機「B52」の最近の韓国への寄港・着陸は抑止に向けた取り組みの節目になると指摘。世界的な危機にもかかわらず、こうした配備のテンポは続くと述べた。
長官は「今後も約束を果たしていく」とし、米軍が過去1年で以前よりも多くの配備をインド太平洋地域に行ったとし「何が起きても対応できる能力を高めた」と語った。
日米韓は、北朝鮮が発射する弾道ミサイル情報を3カ国で即時共有するシステムについて、予定通り12月に運用を開始することで合意。
長官は「3カ国の協力はかつてないほど高まりつつある」とし数週間以内に発表があることを示唆した。