ニュース速報

ワールド

ジョンソン元英首相が議員辞職、コロナ下のパーティー巡る調査に抗議

2023年06月10日(土)08時54分

英国のジョンソン元首相は9日、議員を辞職すると表明した。3月撮影(2023年 ロイター/Peter Nicholls)

[ロンドン 9日 ロイター] - 英国のジョンソン元首相は9日、議員を辞職すると表明した。辞職は即時有効。ジョンソン氏を巡っては、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)下で首相官邸でパーティーが開かれていた問題を巡り議会が調査していた。

議会委員会は、ジョンソン氏が議会を故意に欺いたと判断した場合、10日以上の議会活動停止を勧告する権限を有していた。

ジョンソン氏は委員会から手紙を受け取ったとし「驚いたことに私を議会から追い出そうと決意していることが明らかになった」とし、これに抗議するため辞職を決めたとした。声明で「私は、ほんの一握りの人々によって、その主張を裏付ける証拠もなく、有権者はおろか保守党員の承認さえも得られないまま、追い出されようとしている」とした上で、「議会を去るのは残念だ。強制的に退場させられることに困惑し、驚愕している」と述べた。

また「委員会のほとんどのメンバー、特に委員長は、証拠を見る前から私に非があるという深い偏見に満ちた発言を行っていた。今にして思えば、このような手続きが少しでも有益で公正なものになると考えたのは、私が甘かった」とした。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ビジネス

中国恒大集団の許家印会長、警察の監視下に=BBG

ビジネス

PwC豪州法人、グーグル以外の顧客にも税務機密情報

ビジネス

タイ中銀、予想外の利上げ 今年の経済成長予測を下方

ビジネス

中小賃上げ・国内先端投資促進減税制度を議論=新しい

MAGAZINE

特集:日本化する中国経済

特集:日本化する中国経済

2023年10月 3日号(9/26発売)

バブル崩壊危機/デフレ/通貨安/若者の超氷河期......。失速する中国経済が世界に不況の火種をまき散らす

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    「可愛すぎる」「飼いたくなった」飼い主を探して家中さまよう子ヤギ、その必死さにネット悶絶

  • 3

    ロシア黒海艦隊、ウクライナ無人艇の攻撃で相次ぐ被害──「大規模反攻への地ならし」と戦争研究所

  • 4

    ウクライナが手に入れた英「ストームシャドウ」ミサ…

  • 5

    西日本最大級のグルメイベント「全肉祭」 徳島県徳…

  • 6

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    「中流階級」が50%以下になったアメリカ...縮小する…

  • 9

    ゼレンスキー、念願の最強戦車「エイブラムス」がウ…

  • 10

    中国高官がまた1人忽然と消えた...中国共産党内で何…

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

  • 3

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...「スナイパー」がロシア兵を撃ち倒す瞬間とされる動画

  • 4

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に…

  • 5

    これぞ「王室離脱」の結果...米NYで大歓迎された英ウ…

  • 6

    「ケイト効果」は年間1480億円以上...キャサリン妃の…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    J.クルーのサイトをダウンさせた...「メーガン妃ファ…

  • 9

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 10

    ロシアに裏切られたもう一つの旧ソ連国アルメニア、…

  • 1

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 2

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部隊がロシア軍の塹壕に突入

  • 3

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も

  • 4

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 5

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 6

    サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る…

  • 7

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 8

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 9

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」…

  • 10

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があっ…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中