ニュース速報

ワールド

北朝鮮が弾道ミサイル、短距離2発 低高度で変則軌道か

2022年09月28日(水)23時26分

 日本政府は28日夕、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性あるものが発射されたと発表した。写真は北朝鮮の国旗。韓国側の非武装地帯(DMZ)から7月、代表撮影(2022年 ロイター)

[ソウル/東京 28日 ロイター] - 日韓両政府は28日夕、北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を東岸沖へ発射したと発表した。北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは、短距離弾を試射した25日以来。米韓は26日から合同軍事演習を実施中で、29日にはハリス米副大統領が訪韓する。

韓国軍によると、北朝鮮は平壌付近から発射。日本の防衛省は2発とも変則軌道の可能性があり、1発目は高度約50キロ、飛行距離約350キロ、2発目は高度約50キロ、飛行距離約300キロだったと分析している。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。

井野俊郎防衛副大臣は記者団に、「立て続けにミサイルを発射していることは許されない。強く非難する」と語った。日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。

訪日中のハリス副大統領は29日に韓国を訪問し、韓国と北朝鮮の軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)を訪れる。28日には神奈川県の米海軍横須賀基地でミサイル駆逐艦ハワードに乗艦し、「違法な兵器計画は地域の安定を脅かし、国連安保理決議違反だ」と演説した。

韓国軍合同参謀本部は声明で「北朝鮮の挑発は米韓の抑止力と対応能力をさらに強化し、国際社会からの北朝鮮の孤立を深めるだけだ」とした。

韓国の尹錫悦大統領も声明を発表し、国家安全保障会議が開いた緊急会議で北朝鮮の行動を非難し、北朝鮮を抑止する「圧倒的な」能力の構築を続けることを確約したと表明した。

米国務省の報道官も北朝鮮のミサイル発射を地域の脅威と非難。同時に、米政府は外交的アプローチを堅持するとし、北朝鮮に対話に関与するよう呼びかけると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ウェルズ・ファーゴ第1四半期、純金利収入が予想未

ワールド

EXCLUSIVE-トランプ氏の5月訪中、次男エリ

ビジネス

FRB利下げ27年まで延期の可能性、原油高次第=シ

ビジネス

ユーロ圏経済、基本・悪化シナリオの中間 金利政策は
MAGAZINE
特集:台湾有事の新シナリオ
特集:台湾有事の新シナリオ
2026年4月21日号(4/14発売)

地域紛争の「大前提」を変えた米・イラン戦争が台湾侵攻の展開に及ぼす影響をシミュレーション

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍の海上封鎖に中国が抗議、中国タンカーとの衝突リスク高まる
  • 2
    高さ330メートルの絶景と恐怖 「世界一高い屋外エレベーター」とは
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ…
  • 5
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 6
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 7
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 8
    トランプを批判する「アメリカ出身のローマ教皇」レ…
  • 9
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 5
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中