[ウェリントン 18日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)のオア総裁は18日、国内のインフレ率が鈍化しつつあると確信していると述べた。
議会の財政支出委員会のメンバーからの質問に答えた。「(インフレ率は)世界的に見て低い方に位置しており、正しい方向に進んでいる」との見方を示した。
ニュージーランド中銀は前日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント(bp)引き上げて3.0%とすることを決定。同国のインフレ率は、第2・四半期に7.3%を記録しており、30年ぶりの高水準にある。
オア総裁は、労働力不足が経済活動への主な制約と指摘。中銀は生産能力により合致するよう、意識的に需要低減を図っていると述べた。
「将来的には、支出の伸びが鈍化するに伴い、労働力も放出されるだろう」とした上で、国外からの移民増加も見込んでいると述べた。
中銀は住宅価格について、2021年12月末のピークから、23年半ばまでに約20%下落すると予想している。総裁は、想定通り下落したとしても、新型コロナウイルス禍前の水準より高いと指摘した。
総裁は「多くの人が多額の住宅ローンを抱えており、家計は圧迫されている」としたが、住宅ローン金利が上昇している現在のような時期を切り抜ける上で、ニュージーランドは非常に良い状況にあるともした。