ニュース速報

ワールド

情報BOX:ジョンソン英首相の後任候補の顔ぶれ

2022年07月08日(金)10時03分

英国のジョンソン首相が7日、辞任を表明した。(2022年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 7日 ロイター] - 英国のジョンソン首相が7日、辞任を表明した。後継者が決定するまでは職にとどまる方針。

以下は、後任候補に名前が挙がっている顔ぶれ(順不同)。明確な有力候補はいない。

●リズ・トラス外相(46)

与党保守党内で支持が厚く、党員調査では常に上位に入る。ジョンソン政権下で国際貿易相も務めた。

5日にはジョンソン氏を「100%支持する」と述べた。

●ジェレミー・ハント元外相(55)

2019年の保守党党首選でジョンソン氏と共に決選投票に進んだ。

2年前から下院保健特別委員会の委員長も務めている。現政権下での汚点はない。先月の首相信任投票では不信任票を投じた。  

●ベン・ウォレス国防相(52)

ウクライナ危機への対応により、ここ数カ月で保守党内の支持はトラス外相を上回るまでになった。元軍人。昨年のアフガニスタンからの英国民らの避難や、ウクライナへの軍事支援を主導し、高い評価を得た。

●リシ・スナク前財務相

5日に財務相を辞任。昨年まではジョンソン氏の後継者として有力視されていた。

新型コロナウイルス対策として打ち出した一連の経済対策は高い支持を得たが、妻の税金申告漏れや、ジョンソン氏とともにロックダウン(都市封鎖)中のパーティーに参加し罰金を科されたことがイメージダウンにつながった。

●サジド・ジャビド前保健相

ジョンソン氏への信頼が失われたとして5日に保健相を辞任、相次ぐ閣僚離反の口火を切った。元銀行員。両親はパキスタン系イスラム移民。2019年の保守党党首選では4位だった。

●ナディム・ザハウィ財務相(55)

ジョンソン氏が5日、新財務相に任命。英国は新型コロナウイルスワクチンの接種を世界で最も早く開始した国の1つであり、その際にワクチン担当相を務めていた。元イラク難民で幼少時に英国に移住。議員当選前には世論調査会社ユーガブを共同設立した。

*動画を付けて再送します。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:注目浴びる米地区連銀総裁の再任手続き、ト

ワールド

焦点:ノルウェー政府系基金、防衛企業の投資解禁か 

ビジネス

三菱UFJが通期上方修正、資金利益や手数料収入増加

ビジネス

JPモルガン、ドバイ拠点強化 中東の中堅企業取り込
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 5
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 6
    『トイ・ストーリー4』は「無かったコト」に?...新…
  • 7
    中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 10
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中