ニュース速報

ワールド

独政府、ガス料金の賦課金制度の導入目指す

2022年07月02日(土)00時39分

ドイツ政府が、全ての消費者を対象にしたガス料金の賦課金制度の導入を目指していることが1日、分かった。輸入ガス価格の急上昇が逆風となっているガス供給業者を支援するのが狙い。ロイターが草案を入手した。(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツ政府が、全ての消費者を対象にしたガス料金の賦課金制度の導入を目指していることが1日、分かった。輸入ガス価格の急上昇が逆風となっているガス供給業者を支援するのが狙い。ロイターが草案を入手した。

議会が法案を承認した場合、ガス供給業者は価格上昇を顧客に転嫁することを認める一般価格調整条項の代わりに、政府が賦課金を導入できる。

業界関係者や政府によると、議会は法案を8日に可決する見通し。

ロシアから天然ガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム1」は10日間の定期点検のため11日に供給が完全に停止するため、ドイツ政府はそれまでに緊急対策を設けられるよう奔走している。

専門家は点検期間が延長されればガス不足がさらに深刻化し、価格もさらに高騰すると警告している。

ロシア産ガスの代替にかかる追加コストは、ガス供給網事業者の団体「トレーディング・ハブ・ヨーロッパ」を通じて「透明かつ例外を設けない」手続きで全てのガス需要者に分担される。

賦課金が導入されれば、特定のガス供給会社を利用している世帯のガス料金だけが上がるのではなく、全ての世帯のガス料金が上昇することになる。

新たな賦課金の評価システムは、再生可能電力を支援するために使われてきた電気料金への「EEG(再生可能エネルギー法)」課徴金がモデルとなる。

草案では、ガス輸入に「重大な混乱」が生じた場合には、連邦政府が一般価格調整条項を発動することも引き続き可能となる。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

食料品消費税2年廃止を検討、強い経済で円の信認維持

ビジネス

オープンAI、広告主にチャットボット広告の提供開始

ワールド

維新公約、食料品消費税2年ゼロ 藤田共同代表「家計

ワールド

トランプ氏とトルコ大統領が電話会談、シリア・ガザ情
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生…
  • 5
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    トランプが「NATOのアメリカ離れ」を加速させている…
  • 9
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 10
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中