ニュース速報

ワールド

米議員団、個人データの海外移転阻止へ法案提出 中国念頭に

2022年06月24日(金)12時35分

米議会上院の超党派議員団は23日、国家安全保障上のリスクが懸念される中国などへの個人データ移転を阻止する法案を提出した。財政委員会のロン・ワイデン委員長(民主党)は「現在、中国の企業がデータブローカーから米国民の動向や健康状態など個人情報の膨大なデータベースを購入し、中国政府と共有することは完全に合法となっている」と指摘した。写真はロン・ワイデン上院議員。2021年撮影。(2022年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 23日 ロイター] - 米議会上院の超党派議員団は23日、国家安全保障上のリスクが懸念される中国などへの個人データ移転を阻止する法案を提出した。

財政委員会のロン・ワイデン委員長(民主党)は「現在、中国の企業がデータブローカーから米国民の動向や健康状態など個人情報の膨大なデータベースを購入し、中国政府と共有することは完全に合法となっている」と指摘した。

また、情報委員会の共和党トップ、マルコ・ルビオ議員は「とりわけ多くの企業が中国で事業展開していることを踏まえると、米国人の個人情報保護で民間企業を信用することはできない」と述べた。

法案は、海外に移転された場合に米国の国家安全保障を損なう恐れのある個人データを特定するよう商務長官に指示する内容。

特定された個人データを他国へ移転する場合に許可を義務付け、リスクの高い国への移転を阻止する。リスクの低い国には制限を設けない。

ワイデン氏の側近によると、法案は高リスク国として中国を明記していないものの、同国を標的にしているという。

在ワシントンの中国大使館は「中国政府はデータ保護の原則を厳格に順守し、法律に基づいて違法行為を取り締まっている」とした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

北朝鮮の金与正氏、韓国に「主権侵害防ぐ措置」要求 

ワールド

ポルトガル議会、子どものSNS利用制限案を第1読会

ワールド

米軍がシリア南部基地から撤退完了、暫定政府軍に引き

ビジネス

コインベース、第4四半期は予想外の赤字 デジタル資
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベルの「若見え」な女性の写真にSNS震撼
  • 3
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の定説に挑む、3人の日本人科学者と外科医
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 6
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 7
    「ショックすぎる...」眉毛サロンで「衝撃的な大失敗…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    エプスタイン疑惑の深層に横たわる2つの問題
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中