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米、マサチューセッツ沖の洋上風力発電計画承認 初の主要プロジェクト

2021年05月12日(水)02時25分

米政権は11日、マサチューセッツ州沖合で進められている国内初の主要な洋上風力発電プロジェクトを承認すると発表した。写真は2013年、豪キャンベラで撮影(2021年 ロイター/David Gray/File Photo)

[11日 ロイター] - バイデン米政権は11日、マサチューセッツ州沖合で進められている国内初の主要な洋上風力発電プロジェクトを承認すると発表した。

建設が完了すれば、ニューイングランド地方の約40万世帯に電力が供給されるほか、3600人の雇用が創出される見通し。

レモンド商務長官は声明で「気候危機に対処すると同時に、高収入の雇用を創出し、国内外での競争力を高める」と強調した。

同プロジェクトは、米アバングリッドとデンマークのコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズの合弁事業ヴィンヤード・ウインドが手掛ける。

バイデン政権は3月末、向こう10年間で洋上風力発電設備を大幅に拡大する計画を発表。2030年までに30ギガワットの洋上風力発電設備の建設を目指し、年間7800万トンの二酸化炭素(CO2)排出を削減すると表明していた。

ヴィンヤード・ウインドの発電容量は800メガワットと、バイデン政権の掲げる目標の3%に満たない。しかし、米国の洋上風力発電施設は現時点で小規模かつ2カ所にとどまっており、ヴィンヤード・ウインド計画の承認は大きな節目となる見通しだ。

ロイター
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