ニュース速報

ワールド

世界のコロナ死者200万人突破、増加ペース加速

2021年01月16日(土)05時08分

ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染症による死者が15日、200万人を突破した。写真はメキシコ市で2020年12月撮影(2021年 ロイター/Gustavo Graf)

[15日 ロイター] - ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染症による死者が15日、200万人を突破した。

死者は約9カ月で100万人となった後、わずか3カ月で200万に達しており、死者の増加ぺース加速を示唆した。

年初以降、1日当たりの死者は平均1万1900人強で、8秒に1人が亡くなっていることになる。

国連のグテレス事務総長は「世界は痛ましい節目を迎えた」と述べ、新型コロナワクチン接種の幅広い展開に向けた世界的協調の深化や資金提供を呼び掛けた。

米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)によると、新型コロナによる世界の死者は4月1日までに290万人に迫る可能性がある。

世界保健機関(WHO)も、感染力が強いとされる変異種の感染拡大を踏まえ、状況が今後一層悪化する恐れがあると警鐘を鳴らす。

国別では米国の死者が累計38万6000人超で、世界最多。米国に次いで死者数が多いのはブラジル、インド、メキシコ、英国。これら5カ国を合わせた死者数は世界全体のほぼ50%を占める。

地域別で新型コロナ感染が最も深刻な欧州での死者は累計61万5000人超で、世界の死者の約31%。

インドでも死者が15万1000人を突破。同国では16日からワクチン接種が始まる見通し。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドルおおむね下落、米景気懸念とFRB

ビジネス

ステーブルコイン普及で自然利子率低下、政策金利に下

ビジネス

米国株式市場=ナスダック下落、与野党協議進展の報で

ビジネス

政策不確実性が最大の懸念、中銀独立やデータ欠如にも
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 7
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 8
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「これは困るよ...」結婚式当日にフォトグラファーの…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中